イングロリアス・バスターズ

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タランティーノにとってイングロリアス・バスターズは、パルプフィクションをしのぐ興行成績を残しそうな映画。 内容的にもタランティーノの作品の中では、パルプフィクションに次ぐ良作。 話の舞台は第2次世界大戦下、悪名高きナチスドイツによって占領されたフランス。 ユダヤ人の迫害を続けるナチスドイツ軍と、それに制裁を加えるべく結成されたアメリカ軍の特殊部隊「イングロリアス・バスターズ」の闘いを中心に、5つのチャプターに分けられたストーリーが展開していく。 そこにユダヤ・ハンターの異名をとるランダ大佐の追跡から、間一髪で逃げ切ったフランス系ユダヤ人ショシャナが絡んでくる。 この映画の中心となるバスターズの構成員は、ユダヤ系アメリカ人でなかなか癖がある。 中心人物のアルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)は、アパッチの血も引いていて自慢のナイフで頭の皮を剥ぐのが趣味。 他にもバットで脳みそをぶちまける「ユダヤの熊」。ナチ将校13名を殺害したもとドイツ兵などが登場する。 ナチス側は、冷静沈着で頭が切れ、ユダヤ人を捜索させたら右に出るものはいない、ユダヤハンターことハンス・ランダSS(親衛隊)大佐(クリストフ・ヴァルツ)。 250人の連合軍兵士を殺した英雄フレデリック・ツォラーSS一等兵(ダニエル・ブリュール)。英雄である彼を題材にした映画が、本人主演で作られる。 イングロリアス・バスターズは、戦争映画といわれるが大規模な戦闘シーンはない。暴力描写はあるものの、ほとんどがナチスとバスターズ達の心理的ヒューマンドラマで、人種問題などきわどい所もあるが、出演者達のキャラクター付けにもみられるブラックな笑いが、あちらこちらにちりばめられている。 しかし、なんと言ってもこの映画の見所は、主演のブラピ扮する「バスターズ」のアルド・レイン中尉とクリストフ・ヴァルツ扮する「ユダヤ・ハンター」ハンス・ランダ大佐達の観るものを引きつける演技力だろう。 彼ら二人の醸し出すキャラクター達は素晴らしい。これだけでも観る価値はあるだろう。 それにしてもブラピは、オードリー春日ばりの姿勢の良さもさることながら、存在感がすごい。 イギリス軍の将軍役で登場するマイク・マイヤーズも出てくるだけで吹いてしまった。 また、サミュエル・L・ジャクソンとハーヴェイ・カイテルが声だけで出演している。 最後にクエンティン・タランティーノ黄色好きだな。
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リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

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リチャード・ニクソン暗殺を企てた男は、1974年にサミュエル・ビックが実際に起した事件を基に作られた。ちなみにリチャード・ニクソンは、当時のアメリカ大統領。 アカデミー俳優ショーン・ペンが演じる主人公のサム・ビックは、ナオミ・ワッツ演じる妻のマリーとは別居中で、男がいて離婚調停を申請している最中。 しかし、どちらかといえば恵まれた環境で育っている。 兄が経営するタイヤショップでセールスしていたが、兄の考える経営と自分の考える経営手法があわずに店を辞め、インテリアショップのセールスマンになる。 ドン・チードル演じる、知り合いで整備工場を経営するボニー・シモンズと共に新しい商売を興そうと資金援助の申請中。 離婚問題を抱えているが、収入を得るすべは持っている。とにかく真面目で不器用な生き方をしている。頑固で頭の固い人間だった。 それが何故リチャード・ニクソンの暗殺を企てたのか。。。。。 実話を基にした作品は、映画としてはイマイチになることが多いが、この映画は実話を基にしているわりには、見応えのある作品に仕上がっている。 そして、さすがにショーン・ペン。いい演技を見せてくれる。それだけでも観る価値はあるだろう。 しかしショーン・ペンは、あれだけ嫌っていたアカデミー賞を、大人しく貰ってしまったのは何故? それにしても職場の上司達がウザ過ぎる。
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クローバーフィールド HAKAISHA

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クローバーフィールド HAKAISHAは、公開前からWebサイトなどを駆使して、事実であるように演出する。インターネットに依存した現代社会を利用したブレア・ウィッチ・プロジェクトにつぐ、新しい手法の映画。 アメリカ国防総省が保管している、ニューヨークのセントラルパークで回収したホームビデオで撮影された映像を再生すると言うところから始まる。 クローバーフィールドは、このホームビデオで撮影された映像をそのまま流すのだ。 主人公ロブのビデオカメラで、プライベートな映像が入っていたり、日本への転勤が決まったロブへのメッセージやホームパーティーの映像が入ってる。 そして、それは突如として起こる。。。 停電、不気味な音、そして予告で観る自由の女神の頭が飛んでくる。。。 いわゆるパニックムービーに分類されるのだろうが、全篇ホームビデオを使った素人撮影といった体であるために、音楽が入っていなかったり、画面のブレがすごいなど、酔いやすい人は、酔いとの闘いになるかもしれない。 この映画は、インターネットで「クローバーフィールド」と検索すると様々な情報がヒットする。 その他の映画でもヒットはするだろうが、クローバーフィールドに関しては、制作者が意図的に作ったサイトが幾つか存在するから面白い。 主人公ロブが勤める仮想の会社のページや、YouTubeを使った架空の事件のニュース映像、出演者のプライベートページなどが準備されている。 「クローバーフィールド」はもちろん「タグルアト」「Sulusho」等で検索する。あるいはhttp://www.1-18-08.com/のサイトなど、他にも出てくるはずだから興味のある方は探してみると良い。 ただ最初はあまり情報を持たないで観た方がいい。観てみてから検索した方がいい。 単なるパニックムービーと違って謎の部分が多いのが特徴で、映画の中に謎解きとなるヒントがちりばめられているから、一度や二度観ただけでは謎は解けないだろう。 謎解きが好きな人にとっては探求心をくすぐられる映画でもある。 それにしても日本人で英語がわからない人にとっては、このインターネットを二次的に利用した手法は、おそらくこれからもっとメジャーになるだろうから不利だな。 クローバーフィールドは、インターネットを利用できる出来ないなどでも意見が分かれるところかもしれない。
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The 50 Greatest Independent Films

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2005年にEmpire誌が発表発表したインディペンデント映画のランキング「The 50 Greatest Independent Films」。 データはチョット古いですが先日の絡みでアップします。 ちなみに私は31/50作品を見ていました。中には入手困難な作品もありますが50作品全て制覇するつもりです。 リンクが付いている作品は、このサイトで映画評を書いている作品。 1 レザボア・ドッグス 2 ドニー・ダーコ 3 ターミネーター 4 クラークス 5 モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン 6 ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生 7 セックスと嘘とビデオテープ 8 ユージュアル・サスペクツ 9 サイドウェイ 10 ミーン・ストリート 11 バッド・テイスト 12 イレイザーヘッド 13 メメント 14 ストレンジャー・ザン・パラダイス 15 ブラッド・シンプル 16 シーズ・ガッタ・ハヴ・イット 17 シティ・オブ・ゴッド 18 ウィズネイルと僕 19 真実の囁き 20 Slacker 21 ロジャー&ミー 22 吸血鬼ノスフェラトゥ 23 悪魔のはらわた 24 ハピネス 25 ドラッグストア・カウボーイ 26 ロスト・イン・トランスレーション 27 ダーク・スター 28 In the Company of Men 29 バッド・ルーテナント 30 スウィート・スウィートバック 31 ピンク・フラメンゴ 32 断絶 33 シャロウ・グレイブ 34 ブレア・ウィッチ・プロジェクト 35 THX-1138 36 バッファロー66 37 マルコビッチの穴 38 ポイント・ブランク 39 パッション 40 ディセント 41 Dead Man's Shoes 42 スウィンガーズ 43 アメリカの影 44 アモーレ・ペレス 45 マッド・マックス 46 悪魔のいけにえ 47 ブラッド・ファースト 48 キューブ 49 ラン・ローラ・ラン 50 エル・マリアッチ 全てについて映画評を書く予定でいる。 ※英字の題名は、日本未公開作品(元々英語のものは除く)。
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レザボア・ドッグス

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喋り・裏切り・疑い・サイコ・バイオレンス。こんな感じの映画は、クエンティン・タランティーノ監督のデビュー作品「レザボア・ドッグス」。 宝石店を襲う計画を立てた、ボスのジョー(ローレンス・ティアニー)と息子のエディ(クリス・ペン)。 その二人に選ばれ集まった6人のプロたち、ホワイト(ハーベイ・カイテル)、オレンジ(ティム・ロス)、ブロンド(マイケル・マドセン)、ピンク(スティーブ・ブシェーミ)、ブルー(エディ・バンカー)、ブラウン(クエンティン・タランティーノ)。 彼ら8人は、とあるレストランでマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」の歌詞について、どうでも良い話で盛り上がっている場面から始まる。 場面が変わると、車の中で血だらけになりわめき散らすオレンジをなだめるホワイトのシーンが目に飛び込んでくる。 そして、待ち合わせ場所に着いたホワイトとオレンジ達の後から、「チームの中に警察の回し者がいる」とわめきながらピンクがはいてくる。 そうやって、宝石強盗の回想シーンを絶妙に織り交ぜながら、ストーリーは進んでいく。 映画オタクが映画を作ると、こんな感じになるのだろうか。 新世代の映画監督クエンティン・タランティーノのデビュー作のレザボア・ドッグスはそんな感じの映画。 映画好きの方は、銃を向け合うシーンなど観たことがあるようなシーンに出くわすのではないだろうか。 出演者もデビュー作にしてはかなり豪華で、ハーベイ・カイテル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、そしてわれらがスティーブ・ブシェーミ等、演技派ぞろいである、勿論クエンティン・タランティーノは除いてだが・・・。 それだけでも見ごたえがある作品である事は、解って頂けるのではないだろうか。 レザボア・ドッグスは、タランティーノにとってパルプフィクションに次ぐ傑作。 おそらくキル・ビルを含めこれ以上の作品を作るのは厳しいのでは?!と思わせる位の作品だ。 それにしても、クエンティン・タランティーノは、俳優によく喋らせたがるな、特にセリフを早口で弾丸のように喋らせるシーンがお好きのようだ。 ちなみにレザボア・ドッグスは、Empire誌が選ぶインディー映画ベスト50「he 50 Greatest Independent Films」の堂々1位に選ばれている。
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ディセント

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ディセントは、低予算で作られたイギリス製インディペンデント系の映画。
一応ホラーに分類されているため一部グロいシーンもあるので、その系統が駄目な人は観ない方がいい。

女友達だけで楽しそうにラフティングをしているシーンから始まる。
その男勝りな女性グループの中でも冒険好きの主人公の女性サラは、旦那と娘が一緒に来ていて幸せそう。
冒険も終わり車で帰途につくサラの家族には思いも寄らぬ悲劇が襲いかかる。。。。

サラが病院で気付いたときには、全てを失っていた。
交通事故で身も心も傷ついたサラは一年後、冒頭で出てきた仲間達に誘われて洞窟探検に出かける。
観光向けの洞窟で、用意周到に見えた洞窟探検だったが、しかし。。。。

冒頭でいきなり衝撃的なシーンを見せられるが、その後は、洞窟にはいるまで淡々と話が進んでいく。
洞窟に入ると、壁が近くて徐々に圧迫感を感じる。閉所恐怖症の人には、たまらないシーンが続く。
そして崩落事故で、全員が洞窟に閉じこめられてしまう。
ここまででホラーを見ていることを忘れているが、洞窟に閉じこめられてからは、この映画はいきなり豹変し、ホラーを見ていることを認識させられるのだ。
そして衝撃のラストへと続く。

これ以上書くとネタバレになるから書けないが、衝撃シーン、ホラー、友情、裏切りなどサスペンスの要素も含んでいるので、最後まで気を抜かないで観た方がいい。


それにしてもサラは、いろんな意味で強すぎる。


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